北田辺6月句会 

2015/06/30
Tue. 19:24

月に一度の飲み放題食べ放題句会。時間無制限なのがうれしい。
句を作らなくていいのならなおうれしい。
「そろそろ句会しよか~」くんちゃんの呼びかけに、ここは句会やったと思い出す。
句ぅ作らんでええんやったらもっと楽しいのになあと言いながら、本当は川柳大好きな中高年の皆々さま。
席題、すでに酔いのおかげで、今日は全然つらくない~♪いやむしろ楽しい~♪ふふん♪くらいの気持ちで作って
たのですが、気づいたら結局最後やん。お待たせしました。やっぱり皆さんの作句ペースにはついていけません。


おもしろかった句をメモしてたのに、ノート見ても読めません・・・
なんとか読める句を。

耳鳴りをひた隠すなり旬野菜      きゅういち  
クアラルンプールから首が帰らない   くんじろう
茹でた人参で戸締りする女       律子
しっぽは白い陣痛は微弱        かがり



後半、残ったのは5人。
まずは封筒まわし2周。
いつもやったらここで、もうええわ~って言うのにこの日は誰も言わへん。
あと1回しよか。うん。しよしよ。
「じゃあ、自由吟にしよか」いうことで北田辺初の自由吟。もう酔いも完全に回ってるから誰も考えたりしない。
初めてのことやから、選はじゃんけん。はい、一筒さん。
一筒さんたっての希望で、あと一回しよ。うん、しよしよ。ふたたびじゃんけん。はい、一筒さん。
もうおもしろすぎる。シナリオできすぎてるし。楽しすぎる。
なんかもうみんなのテンションおかしいし。
結局あと一回といいつつ、全部で7回したんかな。いや~楽しかった。今思ったらあれは何やったんやろ。
このまま死んでもいいから作り続けたいような恍惚感、ランナーズハイならぬセンリューズハイみたいな。
心に残る貴重な体験でした。

そこからさらに2人は寝て、3人で飲む。笑う。メモる。飲む。笑う。メモる。メモる。そんな日曜の夜でした。
(紺さ~ん、お酒ありがとう。村尾、おいしかったよ~。みんな待ってるよ~。)



鱧入りのちくわを聴いてみましょうか     ようこ
菜の花のように生まれて売春す
ポタリポタリ東京男子陳列す
枝豆を擬人化してがっかり
蚊に刺されながら秘めやかなことを言え
ぽきぽきと蚊取り線香折る自由
首に鍵かけてそろそろ眠ろうか
生首に神のご加護があるように
けんたいとかけてひとつかみの愛と解く
最近の棒は時給マングローブ
中華包丁マングローブをにじませて
父さんがたくさん生えているパスタ
夏が来て濃縮2倍の女の子
天かすが好きな女が沈まない
全身がのれんうさぎのぬいぐるみ
太陽から逃げて二卵性ソーセージ
神父さまが生まれた日の行為
生きたままぽんと置かれている
セクシャルな部分はレースの向こう側
味ぽんがよってたかって慰める
カメムシが先か契約が先か


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北田辺5月句会 

2015/06/02
Tue. 20:17

お腹をすかせたハイエナのごとく行ってきました北田辺。
とても珍しいものをいただきました。アカシアの花の天ぷら。人生まだまだ食べたことないものって
あるんですね。あたりまえだけど。秋田のアランさんが自ら採って送ってくれはったそうです。

さて、句会です。参加者13名。
句はもうあせらず気負わずです。やる気は家に置いてきてるんで。
あとできゅうちゃんに言われました。「きみのは大喜利川柳や。」って。
ざぶとん一枚あげたってーー。別にうまいこと言うてないけど、その通りやから。


で、その大喜利川柳です。

マスクしたままなすびしたまま笑う
白葱を突き刺したまま雨宿り
左手が右手疑う蛸である
ほっぺたについているのは針と糸
猫の影買う人がいて売っている
天皇は血豆もどきのそら豆で
青かびが濡れているので姉と呼ぶ
直角に刺さるとおじさんも熱い
受話器からヌーがあふれるから捨てる
あじさい光りますトイレ借ります
プロテイン飲んでまたひとつひかる
天使のほくろをポンと付けておく
舌入れて雨のかたちにしています


なんかパンチに欠けますな。って一発パンチ食らわそうって時点で間違ってるんですかね?ですよね?

そして酔っぱらいのみなさんの句。
自分が出した句を忘れたり、人の句に呼名したり、まあみなさん自由です。


右足をなすび結びにしてみたり     和枝
弟がぎゅうぎゅうぎゅうと泣くのよね  律子
巾着をあふれる業平の睦言       ろっぱ
駆け込み乗車はおやめください中川家  すずな
医者曰くどじょうすくいはやめなさい  秋声
週3日濡れて案外フジテレビ      きゅういち
そんなにも離れて座るから濡れる    正博


今回、ちらと話に出たのが、「い」抜き言葉。

例えばこういう句があるとします。

  六月がなすびしたまま笑ってる

575です。定型です。ですが、わたしとくんちゃんはこの「笑ってる」が気持ち悪いのです。
それなら下六になってもいいから

  六月がなすびしたまま笑っている

にします。
でも「い」抜き言葉でもまったく気にならないという人もいるんですね。

わたしは、どうも「い」抜きに子どもっぽさというか標語っぽさというか俗っぽさというかサラ川っぽさ
というか、、を感じてぞわぞわするのです。

結局、これも感覚的なもんなので不毛な議論なんですけどね。


この日は久しぶりに早めに帰ったのですが、そういえば1人で帰ったのは初めてだったのです。
北田辺の駅の次の次が天王寺。所要時間約3分。がですね、なにがどうしたん?2回乗り換え、
2回北田辺の駅を通過し、45分か50分くらいかかってやっと天王寺に到着。
いや、これ神がかり的なアレやと思う。時空のひずみ?みたいなとこに入りこんだんやと思う。
それか近鉄線には魔物が住んでいるっていう都市伝説、聞いたことない?(ない)
とにかくわたしが毎回ちゃんと家に帰れてたのはみなさんのおかげですということで、
いつもありがとうございます!


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北田辺4月句会 

2015/04/28
Tue. 20:01

北田辺、諸事情での欠席多く、10名という久しぶりにこじんまりとした句会でした。
さて、今回もずらりと並ぶ手料理の数々。
「たまごのとろとろ揚げ」どうやって作るのかまったく想像がつかない。
誰かに説明してるのが何となく聞こえてたのですが、やっぱりこれは聞いておかないと(実際作るかどうかは
別にして)と作り方をくんちゃんに尋ねる。「まず、たまご1パック買ってきてやね~~、」に対し、
「そっからかいっ!」とつっこみを入れながら、まあその作り方聞いたらびっくりするわ。冷凍たまごやて。
160℃で4分4分やて。分かるかいっ!!と思ったあなた、くんちゃんに直接聞いてください。この日、多分
4回くらい説明してはったんで(ほぼ嫌がらせの域やね)、かなり説明もうまくなってると思われます。
遅れてきた茂俊さんに説明するときにはすっかり酔っぱらっており、「まずたまごを10パック買ってきてやね~、」て。
(10個(1パック)って言いたかったと思われる)ほんまもうコントか、ここはなんばグランド花月かっていうね。
あとチキンナゲット。いや、これもね、鶏天にもならずつくねにもならない裏ワザなのか表ワザなのかわからない
ワザあり。
くんちゃん、いつもありがとう。ごちそうさまでした。


さて、句会ですが、人数が少ないというのはちょとさびしいですが、よいですな、席題の数が一気に減りますし。

席題の後は封筒まわしを2回、1つの題に1句作るのと2句作るのにこんなにプレッシャーが違うもんかという
くらい、わたしは封筒まわしの方が楽しい。

今回もおもしろい句がたくさんありました。


ドアが閉まりますもっとシリカゲル    かがり 
(脈絡っていう言葉知リカゲル?)

ママが言うから3分の1実る       かがり
(ママ、ママて、そんなにママが好きやったらママと結婚し)

その下唇にもう二人乗れる       一筒
(イヤやわ~・・・そこまで言うんなら乗るけど)

追い炊きをしているうちに子を孕む   一筒
(うち、追い炊き機能ついてへんわ・・・ごめん)

ジェット機が誕生石を聞いてくる    律子
(うわーすごいやん、よかったやん←棒読み)

挿入歌次第で明日のはまぐり     きゅういち
(あしーたがある、あしーたがある、あしーたがあぁるぅさ~。ぱっかーん)


やはり土地柄か、つっこみを入れたくなるような句が多いように思います。
川柳にも県民性はありますな。


わたしの句。
呼名すると「呼名するまえから分かったわ」と言われるのはいかがなものか。
悪くとれば代わり映えしないということなのだが、即吟に代わり映えとか化粧映えとかショウジョウバエとか
考えてる暇はなく、それならもっとお暇をちょうだいいたしたいようなしたくないような、まあどっちにしたって
カモメはカモメであって、わたしはわたしなんであるからして科学的にも物質的にも生物的にもどうしようもない
のであることの見え透いた弁解をしたところで。


コーナンで買ったレモンが刃物ぶる
しいたけにレモンをかけてそっち系
にわとりの春のとさかを見て帰る
もも肉はむね肉よりも少女です
明日には粉末状になる魚
白い犬が白いめがねをかけている
男ならもっとバナナになりなさい
罪深きにんにく風呂に入る妻
ゴミの日カレンダーにぶどうたわわたわわ
実るほどまゆ毛の垂れるおじいさん
銀行に行こうジェット機で行こう
アスパラに袖のひとつやふたつ生えまして
鉛筆と出会い鉛筆と結婚する
鉛筆が先よ牛蒡は後にして
クリームを塗って傾向と対策
2メートル先から高らかににらむ
冷たいおにぎりお尻から齧る
やり方が違うC状の仲間
傷ついた油虫ほど憎い
電器屋のこむらがえりで目が覚める
エジプトの求人欄の死体かな
星くずと児童を載せる紙皿に
紙袋にじゃがいもビニール袋に赤ン坊
うしろからなぞるぶどう酒の下心






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北田辺3月句会 

2015/04/01
Wed. 16:15

北田辺3月句会でした。
今回のくんちゃんの手料理、若ごぼうのたいたん?きんぴら?かな、がおいしかったです。
あ、たいたんは「炊いたん」で炊いたものの意で関西語です。
あと、キャベツをだしの効いた甘酢っぽいのに漬けてあるやつ。
食べるのに夢中でおしながき見るの忘れました。不覚。
そして、紺さんが「獺祭」を持ってきてくれはりました!!もちろん、磨き二割三分です。
喧嘩にならないようみんなに平等に、さながら配給のようにふるまわれました。
きたたなべ幸せすぎてこわい(心の自由律川柳)




カラフルがあふれさびしい時間帯     紀乃


いいなあ。カラフルなのにさびしい。カラフルだから余計にさびしさが迫ってくる。カラフルとさびしいは
相容れない言葉なのに、読み手にはちゃんと相容れられるように届けられる。
それは雑踏のなかでひとりぽつんと立ちつくしてるような孤独感。


わき毛からわけぎのぬたへおはようさん    一筒      


一筒さんの句、いつも大好きです。ユーモアのレベル振り切ってますから。耳毛とか鼻毛と俗な言葉を使っても
なぜかどこか気品漂うのです。わたしはそれを「一筒の品格」と呼んでいます。


今回も見えない何かに追い立てらるように作りました。かなりの数作った割に抜かれた句が少ない。
抜けるとか抜けないとか全然いいんだけどね。
と言うと、「全然のあとには~ないを持ってくるべし」と言われるんだけど、じゃあ「全然わるくないんだけどね」
というとこれが全然よくないんだよね。
人間は肯定されて生きていくようにできてるんだと思うんDAYONE。



叔父さんの腋のあたりの急降下     ようこ
春巻きも夕焼けも撮るスニーカー
思春期は普段使いの筆である
春色のマントヒヒにはT字帯
たましいはいついつ出やるストライプ
シャーと言えば覆面レスラー発症す
肉球は十円ハゲの甘えかな
おはようございますカミソリの花が咲く
神さまもパンチパーマも猿である
全裸の猿が転がっている
ファミレスで両性具有の首が泣く
聖人に同性愛を注入す
見えますか銀のスプーンの偏頭痛
友だちは真夜中のエレベーター





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北田辺2月句会 

2015/02/23
Mon. 19:23

北田辺句会はくんじろうさんのお宅である長屋で行われます。
少し遅れていって引き戸を開ける。
や、間違って天王寺動物園に来てしまった、と思いましたよ。
ずらりと呑み喰らう珍獣奇獣肉食獣15頭、否、15名。

ということは席題だけでも30句は作らなあきませんやん。ひいっ。
即吟が苦手なわたしにとって、実はかなりつらい時間ではあるのですが、でもこの緊張感も嫌いではなく。
結局最後に提出したのはわたしで、一体みんなの頭の中はどうなってるんだろうと、かち割ってみたい衝動が
どうにも押さえられません。




   これを塗る前にあれを剥いでおく     由紀子
   北斎は九十三歳まで重かった         

1句目、なんでもないことなんだけどねぇ、それをさらっと句にしてしまうのが由紀子さん。




   適当に猫と柳をあえてみる      茂俊
   赤門に長靴はいたアルマジロ      

北田辺句会唯一の草食獣と思われる。茂俊さんも川柳も。

ノートに殴り書きしてるんで、掲句間違ってたらすみません。



で、ここで終わらないのが北田辺句会。
後半戦は残った6名ほどで、さらに封筒まわし×2回。
3回目の声にはさすがに「待った!」をかけました。最後のほうは何でもありなのか何にもないのか、
果たしてこれは川柳なのか煎餅なのかもう。地獄という名の川柳天国。どっちやねん。


わたしのつゆ駄句駄句。

父を缶詰に母を瓶詰に
オロナイン塗って小指が難航す
ぐりの罪重ね塗りするぐらの罰
豆を煮るちょっと頭に鳩のせて
上あごに海苔はりつけて了解す
何色に塗れば家族と呼びますか
カピバラの童顔が重い朝
中国に筋状の隠し子1t分
キムジョンイルの頭頂部が早い
すぐに拗ねるシクラメンは死刑
プリン一個で三日口きいてへん
火葬場の怯えたような鼻である
あこがれの鼻の穴から牛乳
保冷剤とよく遊ぶ老夫婦
グラビアはやわらかい鉄でできている
痛きもちいいところに穴を掘っておく
生き返る父の脳波よネグリジェよ
これでもかと非常階段盛ってくる
死後三日セメントは大盛りに
前世は外側がピンク
とんぼになったら泳いできなさい
チューリップ咲いておばあさま唸る
しらたき撤去され毛糸煮ふくめて
スーパーの肉は寝間着の雅子さま



こんな句会、やってます。
基本、第4日曜日です。近鉄南大阪線北田辺駅、おりてすぐ。
興味のある方はぜひ。(ほんまの話です。)
一同舌なめずりしてお待ちしております。(うそのようなほんまの話です。)









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北田辺1月句会 

2015/01/27
Tue. 20:30

くんちゃんの心づくしのおいしい手料理と紺さんがもってきてくれるおいしいお酒なくしては語れない北田辺句会。
金目鯛の煮つけ、最高に美味でした。
遅れていったにもかかわらず、ちゃんとわたしの分を残しておいてくれるあたたかさよ、優しさよ。

とりあえず呑んで食べて落ち着いたら始まる句会。
おもしろい人がつくる句はおもしろいし、へんな人がつくる句はへん。当然といえば当然なのだけど。



   三個めのもちに入っている夫     和枝

三個めの適当さ。もちに入っている夫という存在の耐えられない軽さ。たまらんね。



   一人飛ばしやと思たら逆立ちもするんか(←のような句、自信ない)  かがり

脱力系川柳作家かがりさん。こういう句が作れるのはもはや遺伝子レベルの問題と思うのだ。


わたしの句。

本当のことしか言わぬ枡教師
くるぶしに冬のかもめを刺繍する
剃刀が喉が夜汽車がこすれ合う
巡り巡って靴下の話
赤穿いて白穿かないで赤下げる
銀色に光る動物園前がずるい
北田辺過ぎたあたりがねっとりする
もじもじしてたら下半身がにじむ
あてがわれた部屋に筋肉質のアリス
妄想を一部修正してパンダ
八つ裂きにされて手袋だけ残る
ぎこちなく愛し合うもち屋の夫婦
サプライズでペリカンを苦しめる
飴玉も目玉もしゃぶるお母さん
終点はくらげばかりの靴べらで
黒猫を濾すと配達員たまる
長押しをしたら復活するいのち
寝返りをうった枝から泣きなさい
その時は聞こえる鳥の鼻呼吸
くじ引きでちくちくするズボン当たる


句会はその後川柳談義へというのが定番の流れ。誰かがいい話してたなあ。何だったっけ。
おそらく話した本人も覚えていない、そんな楽しい楽しい句会なのであります。









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2020-08