桂屯所 

2019/11/12
Tue. 09:59

ひさしぶりの句会。
北田辺句会IN桂(ろっぱさん別邸)という、ほど
よい緊張感と、おなじみの顔ぶれという安心感に
包まれたたのしい空間でした。


目印は薔薇に醤油の食べこぼし 「目印」
豆腐抱く婆さんを抱く爺さんを右折
出ていけと言ったあとの顔が梢 「梢」
小指だろうが梢だろうが手折るよ
日の丸の白より白いブラウスで「日の丸の白」
秋の空一度よじれた日の丸の白
携帯を伏せるレディスアデランス 「たじろぐ」
父さんは毛蟹だったと聞かされる
人参の数を心配してくれる 「雑詠」
タピオカに混じる眼球キネマ旬報

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北田辺2月句会 

2017/02/28
Tue. 14:29

先月号より

ぷくぷくとしてくる喪服脱いだから   都嗣子
赤ちゃんの足を握って目をつむる   みかこ
かなぐらずかなぐりすぎず袋とじ    一筒


島根から石橋芳山さんと静岡から米山明日歌さんが初参加。
なんとも豪快かつ豪華なメンバー。
明日歌さんは先日、十佐一賞で特選を受賞されたり、あちこちで大活躍されている方。
余裕のオーラを放ってました。反対に芳山さん、めっちゃびびってました。
お二人のお姿と度胸のそぐわなさがおもしろく。それでも芳山さん、飲むごとにいい
感じになってきました。明日歌さんは飲んでるご様子なのにまったく乱れず(自分比)
いつまでも凛と作句しておられるのでした。
わたし?(だれも聞いてない)すみません、、、披講の途中で寝てしまいました・・・。
アレルギーのお薬飲んでたからかな~(ぽりぽり)、飲みすぎたからかな~(毎度やん)
いえいえ、これもひとえに甘えですね。ひとえの使い方これでええんかな。
これもひとえにみなさまのやさしさの賜物ですね。
芳山さん、また飲みましょう。いえ、句会しましょう。
明日歌さん、干し柿おいしかったです。ぜひまた遊びにきてくださいね。


今回のわたしの句・・・・
席題からすでに酔ってたようです。
中指を立てて立派な母になる
中指を立ててペンキはのんきです
どんだけ中指立てたいねん!Fuck you!
羊羊まだぼくは奪われていない
春、ぼくは歌うよ肩に咲く花
ぼく、ぼくて、なかやまななか!
他、自粛。


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北田辺1月句会 

2017/02/01
Wed. 14:29

前号より
岩ですが毛玉ができて困ります   ちかる
電話一本すれば治っているモンペ  満寿夫
問診のテーブルに置く犬笛も    裕
欠け茶碗さしてわびしいこともなく くまひこ
百八つ七本足の蟹と聞く      一筒
セーターのひたすら長い首を編む  くまひこ
ハンカチが燃えているのは美しい  満寿夫



今年初北田辺句会は22人、座っているとまだいいけれど、何人か立っていると
ここはバーゲン会場かというくらいのにぎわいでした。
兼題は欠席投句の方がだいぶ抜かれていて、これだけ出席者がいるのに
しーーんと静まり返る披講タイムという、ふしぎな空気なのでした。

わたしはといえば、どうも犬がいなくなってから犬猫アレルギーがひどくなったようで
途中から鼻水、くしゃみ、うわあごが痒くなるという症状がでて、これはいかんと
アレルギーのお薬(常に持参)を飲み、集中力を高め(うそ)全神経を作句に注ぎ
こみました(うそ)。




腰動かす時は二十二人で    ようこ
空豆に空豆のにおい伏せておく
ストッキング巻きつけている冬の棒
クレジットカードを持って滝へ行く
策として娼婦虫籠さげている
血豆から虫にお義母さんきれい
不等辺三角形のふとんかな
月の殻殺され方を知っている
一月の蝶よ便器の冷たさよ
あじゃぱーが焼ける完全犯罪で
叫ぶより早く塗ります不易糊
淋しさの塩らーめんを招き入れ






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北田辺12月句会 

2016/12/28
Wed. 11:01

先月号より
鋭角な尻は短い羽で隠す    かがり
沖縄でも北海道でもなかった犬神家の巣 々々
剃毛の途中でユダのビブラート  与生
散るために重力がある花と蛇   大祐
散り方は右の乳房に決定権    一帆
な、は夏のち、は血みどろの、紙の舟  くんじろう




今年最後の北田辺句会。わたしは今年最後の句会。
クリスマスプレゼント交換があることを、家を出る直前に知り焦る。
上着を着ずに出かけそうになるくらい、焦る。
元来プレゼントが苦手なのだ。
当然喜んでもらえることを願って贈るのだが、最悪喜んでもらえなくても、
がっかりはされたくない。それがプレゼントの流儀というものよ、と思っているので、
そのためにはある程度の時間が必要で、その時間がないことに焦ったのだ。
ここは常夏かっていうくらい汗だくになりながらなんとか購入。
行ってみるとみんなちゃんと用意していて、知ってたんだ、みんな、えらいなあ、と感心する。

今年最後ということで、17名参加。最近は県外の欠席投句者が増えていて、
くんちゃんもとてもうれしそう。
今年一年、ごちそうさまでした。

席題「さん」
まさか抜かれんやろうと思っていた句が抜かれてしまった件。
醜い男とはさん付けで話す (我ながら酷すぎる)      
ちかるさんと紫乙さんの共通点を探す(人間ていうだけやろという声に、人間やったんや・・と思うわたし)



遠ざかる岩にも少し嘘をつく    ようこ
海の色侮辱し逆子を治す
はじまりの顔はいつでも芋である
思春期のウエストポーチ切れたまま
淡水で洗うアロエの腋の下
もろびとこぞりてムーミン玉結び
鉄パイプでとうふを殴るような人
新鮮な臓器が残るビニール傘
人呼んで亡母渇いた背中です
ラブとして凶器の届くクリスマス
偶数の好きな娘の弱酸性
袋からカーネルサンダースの前歯
ピカチュウが足湯に溶けるドロップス




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北田辺11月句会 

2016/11/28
Mon. 15:10

先月号より
弘法大師空海継ぎ木が人参      奈々
極刑の月の裏へと流される      ひろ子
惑星ひとつブルーシートからゴロリ  一帆
惑星のなんなくメスを受け入れる   奈々
ほろほろとはなんだ煮込めばジャズである 々々
ほろほろの発祥の地のさいたま市     大祐
ヴィトンのポーチも飴ちゃんでぱんぱん  吹喜
目薬を持って二階まであがる     洋子
半袖はもう着ないから連れてって   かがり
封をするりんごの尻の赤いまま    紫乙


今月は少なめの10名参加。これはこれでみんなの輪がひとつになるというのか、
話題がばらけないのがいいですね。
ひとりやる気のない人がおりました。最初からきょうは席題はなしにしましょうと、
早々に酔っぱらうという、句会にあるまじき不逞。
もともと流されやすいタチなのでずるずる飲み続けていると、突然まじめな遊凪さんに
「陽子さん、お題ください。」と言われ、え、なんだこのシステムは。新しいじゃないか。
と思いながら、「じゃあ、緑で。」て言うたら、みんなも乗ってきて、「じゃあ共選で。」
と話がすすみ、なんとなくまた句会らしくなってくる。
それからも飲んで食べてをくりかえし、ひとりふたりと帰っていき、やっぱり封筒回ししよ
ってなる。わぁ、句会みたいでたのしい。(句会や)
それにしても、S彦さんになにがあったんやろう、が昨日一番の謎でした。


明るい家族計画赤い羽なびかせて
鳥の巣にひとの匂いの雨が降る
柿をむく二の腕をむく梨をむく
ぼくはもうぼくらになれぬ散りたまえ
だからどうしたみどり色の乳房
マフラーを巻いて行き止まりの体位
うわばみは三行目には死んでしまう
さよさよとおしべ張り付く八重歯かな
九人でこわされそうなnino作る
ブリーフに柿と煮干しを包んで帰る

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北田辺10月句会 

2016/11/01
Tue. 18:16

先月号より
一本のまつ毛に千人の亡者     くんじろう
靖国へまつ毛一対奉納す      一筒
煎餅は歯車である初恋期      大祐
ふがいなく濡れ煎餅に添い寝する  ちかる
具理論と具理論分派そば系図    大祐
肌というにはあまりにも皮膚である 丁稚一号


10月30日。偶然にも紺さんの一周忌なのだった。紺さん久しぶり。
そして中山奈々ちゃん、いらっしゃい。S乙ちゃんの洗礼をがっつり受けて、まあ大変やったね。

この前、ある方に「北田辺は遊びやから、、、まあ楽しむのはええけど、、、、あれは遊びやから
ほどほどにしといたほうが、、、。」みたいないことを言われました。
はあぁ・・・と答えつつ、え?なんで?遊びやで?知ってるけど?ほどほどて?と心の中は?が渦巻く。
遊びというものにもそれぞれに受け方、感じ方の違いがあるんやなあ。
で、そんなこともあってか、今回、遊び過ぎました・・・。遊んで何が悪い!というのはこっちの勝手な
言い分であって、いやな気分にさせたことは事実、申し訳ありませんでした。
以上。反省おわり。

奈々ちゃんに、行きの電車で「(宿題、)川柳、作ったん?」って聞いたらきょとんとされたのやけど、
あたりまえっちゃあたりまえのことなんやけど、へぇ~と思った。じゃあ俳句じゃなくて川柳を作るって
何が違うんって聞くと、とりあえず季語は入れない、と。ほぉ~~である。川柳にだって季語として
使ってなくても季語の入った句はいくらでもあるし、俳句にだって季語のない俳句はあるわけやから、
川柳の句会に出せばそれは川柳になり、俳句の句会やったら俳句でしょ、くらいの軽い気持ちでわたし
なら作る。奈々ちゃん、えらいなあと思う。

中山奈々選、秀句いただきました。思わずガッツポーズ。
   継ぎはぎだらけのエロ本秋運ぶ

選者は投句したあとにあみだで決めるので別にあてこんだ訳じゃないですよ。
いや、もしこれであてこんだと言われる奈々ちゃんてどんな人やねんて話やし。
そういえば、奈々ちゃんの俳句にこんなんあります。

   首に汗疹半分がエロ本の店   奈々

こんな人。
でも、

心臓はどつかにあつて春の雨
霜を舐め尽くせと犬を放しをり
行く秋や買ふたび君の傘となる
茂吉忌や床の一部として過ごす
散髪へいく鬱屈へ揚羽蝶

こんな人でもあるのですよ。


閉まらないドアほろほろと愛人に   ようこ
タンパク質のように振舞う第一子




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北田辺8月句会 

2016/08/29
Mon. 15:44

先月号より
そこな傀儡そこなばあちゃんがいて長屋  ろっぱ
森永の天使が住んでいる長屋    くんじろう
俗名はエビゾエア立ち泳ぎ中    ひろ子
いっしょうびんぼうでよいのと言ってみる ちかる
後頭部の出っ張りミラノ風に削く  六助
餡蜜を三つ並べて鉄工所      多佳子


句会の一週間くらい前にくんちゃんから案内メールが一斉送信されます。
わたしは出欠の返事をしません。ごはんを作る量だとか何やら心づもりがあるらしく、何度か優しく咎められた
ような気もしますが、「出欠の返事ができない体質なので。」とお断りしました。返事をして、その日が近づくと
ねばねばお化けが出てきて、何が何でも行かねば、という気持ちに行きたい気持ちが負けてしまいそうになる
のです。

昨日もそんな感じで句会に向かっていたら、天王寺を出たあたりでかがりちゃんから着信アリ。「くる?」
こんなわたしを忘れずに待っててくれてるのかとうれしんだのもつかのま、「もうあんまり食べるもんがない。」
て。マジですか。時計見たら、まだ40分やし(開場1時30分)。みんなどんだけお腹すかせて行ってるねん。
ま、出席の返事をしてないわたしがそんなえらそうなこと言えませんけどね。

まあそんな脅しに負けずに行けば、わたしを入れて18人という、ものすごいことになっていたのでした。そらなくなるわ。
肉団子こそ食べれませんでしたが、ちゃんと食べるものありましたし、くまひこさん作のゴーヤの佃煮がおいしかった。

初めて参加の竹内ゆみ子さん。土佐一賞のお写真の印象と違ってとてもキュートで、ちかるさん曰くバンビのような
人でした。そしてそんなちかるさんに触ると、苔が生えそうなくらいとても湿っていてびっくりしました。


見わたせば他人行儀な骨ばかり   ようこ
骨盤がすっぽり入るピアニシモ
スプーンに少し残っている夜道
すぶずぶのエレベーターとすべり台
キアゲハを拒んでみたりして脚立
生ハムが連なってくる夏祭り
そのままで君は夏って言うんだもん
きわきわに置いてアパートめくんだね
手術台よく見えないものが泳ぐ
この先はサンバを踊るでもなくのれん
腰骨に接ぎ足す二層式洗濯機
題名がやたらむっちりして遊ぶ
宙づりの椅子の高さがケンブリッジ
たいせつな太郎を作る時間です
女優の顔で卵を茹でている
展示室へ包丁持ってサルモネア
三百の水鉄砲と火だるまと
市長ら来て激痛繰り返す





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北田辺7月句会 

2016/07/26
Tue. 10:15

先月号より
いい竹が取れた冷酒を持って来い    茂俊
ひまわりになるんだパンツは穿かない  かがり
少年に戻る土瓶を割りながら      律子
靴底に百円玉をかくし持つ       丁稚一号
御座候をおみやげにした御座候     くんじろう


7月句会は北田辺70回句会でもありました。おめでとうございます。
毎月、十何人分ものメニューを考え、前日からの買い出し、仕込み、当日早朝からの準備、わたしなんかが
大変だろうなあと思う以上に大変なのであって、そんなありがたく思う気持ちはお料理をお皿に取りながら、
徐々に薄れていき、食べ始めたときには安定の美味しさにおいしいという言葉を言い忘れること毎度、
なのでして、くんちゃんいつもありがとう。

そして今年初参加というちかるさん、川柳未経験のすーちゃんのおかげで女子力は低いが女子率は高めで
盛り上がりました。女子句会したらきっとたのしいやろなあ、とふとモジリアニったりして。

みなさん、土曜日は『飯田良祐句集を読む集い』がありますよ。

   アスパラベーコンはふとモジリアニったりして     飯田良祐




閉経とさらっと嘘をつく長屋       陽子
小脳が海老で海老が井上陽水で
ガチガチに柘榴はひらく一家離散
マンゴーや終わらない午後の触診
中央改札口になるまでひよひよを諭す
小生とディスコでエンジョイしませんか
心臓を削けば籠の中トゥルル
淑女から曲がるスプーンの声がして
つっかけも履かずに双子ひっかけた
相談はヘラジカ海に満ちてくる
反対に回すかがりとマーガリン
洗い物族を長くしてカルボナーラ
八重歯見せまばたきをする鉄少女
口に綿詰めてさらに満月
さかなさかな放置自転車に暮れる



さて、こんなわたしでも人にめいわくをかけないように生きていきたいと思っているのだが、この日もまたやって
しまったわけで、翌日かがりちゃんに『ちょっとだけ死にたい気分です。』とメールしたら『ちょっとだけは
死なれへんなあ。』というメールが返ってきた。ありがとう。


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北田辺6月句会 

2016/06/28
Tue. 23:57

先月号より
2円切手をしずしずと貼っておく   もも花
ケンケンは鰯の皮を剥ぎながら    律子
百グラム処女懐胎のカキツバタ    一筒
夏至まではブルースなんよ冷奴    ろっぱ
ステテコの角を豆腐に打ちつける   一筒
吾子はいま母のてのひらからのびる  ろっぱ


3か月ぶりの北田辺。おーー!すき焼きだ!うちではめったにしないのでうれしい。くんちゃんの新生姜を
使ったお料理はどれもおいしい。わたしも真似て作るんだけど、なぜか火を噴くほどに辛い。どうやら火を
通す時間に問題がありそうで、近々再チャレンジするつもり。
この日ろっぱさんと話をしたせいか、今日ろっぱさんが夢に現れる。ふたりで歩いていると変な男の人に
追いかけられ、襲われそうになった。、いつもの夢だったらここで声にならない声で、た~すけて~と叫んで
目覚めるんだけど、さすがろっぱさんがいると違う。「ちょと、アンタなあ。」ってその変な男の人に
立ち向かって行くのだ。やっぱり夢の中でも頼りになるろっぱさんなのであった。



冷酒ゆさぶってゆさぶって海鳴りす   陽子
なみなみと冷酒うみがめ三番地
腋がないすーすーすると思ったら
リストカットしたらムヒ塗ってあげる
殺し屋の紡いだ糸を買い占める
京橋の次は十三殴ります
にんにくにしては長すぎる上着
ガンダムに背広を着せて二歩下がる

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北田辺3月句会 

2016/03/29
Tue. 21:03

先月号より
小数点十五位以下が捨てられぬ   すみれ
金持ちを募る三月十五日      幸男
一生の半分ほどは咳である     祥文
鉄好きであなたを好きになりました くんじろう
1リットル呑んで1リットルちびる 六助
水平線は理由より春である     祥文
トイレには山高帽を被るべし    祥文


「おいしい生活」という有名なキャッチコピーがありますが、こちらは「おいしい句会」。
そのまんま、美味しいですが。メッキアジは焼いたのんとお造り。牛肉のコーラ煮、いかなごと菜の花の
天ぷら、他いろいろ。幸男さんの若竹煮、ろっぱさんのスペイン風オムレツ、シメは石焼きピビンバ。
最近みんなの来る時間がどんどん早まっているらしい。早いもん勝ちやもん、しょうがない。
初参加は山本早苗さん。おもしろい人がまたひとり増えました。


わたしの句
雑魚はコーラでシャコはペプシで慈しむ
鍋底の付け心地なら知っている
淀川とセックスレスのセーヌ川
欲しいのか腸捻転は春の季語
Zから元カノに贈る御座候
合いの子は薄い灰色として生きる
ゼッケンをつけアンパンに君臨す
たんぽぽがはびこる首の粘膜に
梅肉を抱いて波止場で待ってます
ねばねばの魚にしよう姉だもの
唐辛子和を以ってから靴ずれる
野球部はプルンと簡易トイレ産む
息つぎをごまかすために自転車は溶ける
ピビンバにまたがっているキリトリ線
底の底でやっとサングラスはずす
それらしいところに頭をひっつける
じゃがいもがそんなに欲しいのかあんた
ポンカンや根性焼きは健やかに
プリーツスカートけじめをとがらせて

「欲しいのか」2回使ってた・・・
隠れマイブーム。



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北田辺2月句会 

2016/03/02
Wed. 17:06

前回の句会報より。
雪の足跡そんな声でははがせない  正博
洛中の霊魂を狩るセロテープ    きゅういち
制服のどこかがいつも溶けている  紫乙
裁判長はブルマーのゴムである   一筒
脳ミソの真下は長い鼻の下     ひろ子
かまぼこの焦燥感を知っている   一艘
黙祷の時間もヒゲが伸びている   恵美子
栓という栓にあだ名をつけてゆく  和枝
ねえあなた西高東低ゴッコしよう  六助


参加者13名。ここのところ人数が多かったせいか、この日は13名でも部屋の余白が多く感じる。
席題もいつもより少な目だしのんびり作っていたら、やっぱり一番最後になってしまった。
そうか、数が減ったらその分時間も短くなるから、結局同じペースで作らないといけなかったんだと
今さら気づく。
今回はめずらしく祥文さんが参加。やはりさすがである。とわたしごときが言うことではないのだが。
あれだけ飲んでも、ほぉーーというような句を連発。

今回は差し入れのお料理が続々であった。幸男さんのいわしの煮つけ、きゅうちゃんの豚の角煮、
ろっぱさんの大根餅。ろっぱさんは女性だけど、川柳をやる男性は料理上手な人が多い。もちろん
わたしはいつも食べ専である。朝ごはんも抜いて、最高にお腹をすかせたベストコンディションで
句会に臨むよう心がけている。


わたしの句
振り向いた滝はおちょぼ口だった
やかんの湯気で母の目が取れる
金網の向こうで老人を募る
大阪はこけしの鼻をひきちぎる
太ももを隠すラザニア風にして
おつぱい星人さくらの木の下で
クレタ人祠のような唄を吐く
同じ花ばかり咲かせる犬の唄
春の水深は鉄火巻きで測る
靴べらと貞操帯がこだまする
北側ばかり全否定して帰る
黄昏の三丁目でちびる月
ムシムシするからムンムンするのです
カキフライを理由にアジフライ誘う
放尿や倫理振り回し貝
おみやげはスペアリブの骨だから
半分は生え際半分はグラタン
うまい棒にスペシウム光線ぶっち切る
昨日から君の帽子がクレイジー
あかり当てられうずくまる隠語
チクチクはちくわくわえておきなさい
枠内で六つ子ふるえて死んでいる



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北田辺久保田紺追悼句会 

2016/02/02
Tue. 20:28

先月号より。
ランドセルからちんぴらのハーモニカ  くんじろう
体重計に乗って雪の白い事      茂俊
後ずさりしてゆくイマジンの小骨   一艘
ムーミンを伏せの姿勢で待たせとく  ちかる
唇をはみ出すまでは蕪でした     律子
大きな蕪には家族がついてくる    茂俊
ヒゲ剃って蕪はごきげんナナメなり  幸彦
逃げても逃げても太陽の塔      丁稚一号
スヌーピーになってからよく伸びる鼻毛 ちかる
後から見ても鼻毛が揺れてます    鈴菜
一本は鼻毛で三本は無駄毛      洋子
ちょうど魚屋ちょうどお菓子屋頭痛する きゅういち
六丁目パンに挟んで父を待つ     かがり


北田辺64回句会は紺さんの追悼句会になりました。
北田辺句会に初めて行く時、一人で行くのがこわくて紺さんを誘った。結果、北田辺にハマったのは
わたしよりも紺さんのほう。いつも家出してきたみたいにコロコロにお酒を一杯詰め込んで来てくれていた。
みんなを喜ばせるのが大好きだった紺さん。それはくんちゃんも同じ。だから北田辺、なんだと思う。

もう泣かないぞと行ったら、いきなり紺さんの写真を見せられて涙。泣かそう思てとか言いながら、
泣いたら泣いたで泣くのはまだ早いぞーて、みんなどんだけ勝手なんだ。
久しぶりに見る紺さんの姿はつらいけど、うれしかった。

そして、この日は紺さんを知る人、知らない人総勢22人。北田辺史上初の20人超え。
紺さんパワーやね。そして、みんなでとお酒もたくさん届いていた。
紺さん。紺さん。紺さん。心の中で呼びかける。
追悼句会と言えども容赦なしの席題21個。
みんな泣いたり笑ったりとてもよい追悼句会だったと思う。



わたしの句、そして追悼句。
着せられて詩集はがされて死臭
母狩りをする弟になりすまし
ピンクのパジャマはオギノ式で畳む
週3で船長もしています
やわらかな時間に飛び降りるみかん
マンボウに似た人を100人程盗む
五分刈りで偽善という名の栓をする
耳栓をしたまま夜を聴いている
おぢさんに春が来たのでペディキュアを試す
誰それを恨んでくれてありがとう
舌のない虫だって言う「これうまい」
前髪を気にしているくんじろう
リカちゃんのすじにかみつくリカちゃんのパパ
かばんから岩ペンギンと履歴書と
おはようを繰り返すからふたである
西高東低りんごはもう青い
Yのつく人この指とーまれ
くちびるを見てから決めるYさんのかかと
とりあえず部首をはずして散歩する
一生分のかかとが欲しいヒヤシンス

「紺っ」と言う卵がうまく剥けなくて




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北田辺12月句会 

2015/12/22
Tue. 08:19

先月号より。
本能は崩れることにあるおでん     紫乙
ふる本を集めるとかき揚げになる    もも木
食べごろなマダムキラーが焼き上がる  一帆
音たてて着ぐるみになる熊本県     ひろ子
文盲の犬が股間を嗅ぎにくる      くんじろう
玄関から部屋まで鍵を敷きつめる    もも木
いいか そんな時はデンシンバシラと名乗れ ろっぱ
少しずつずれてきている鼻の位置    律子
ヒロポンもちょっと混じって下剋上   幸彦
レンコンも混じっているキリン園    多佳子
チャオチャオバンビーナはざんげと訳します  かがり
カンガルーのいずれ繁殖期の背面    きゅういち
死んでても生きてることにしてあげる  紫乙




今年最後の北田辺は恒例のかに祭り。でも樹さんお手製のローストビーフ(売ってるみたいにおいしかった)あり、
スペアリブあり、焼肉あり、ハタハタあり、もうなにがメインだかわからないくらいのおごちそうが並ぶ。
どれもこれもおいしくて、お酒もすすむ。(すすみすぎた)
くんちゃんはといえば、トナカイのカチューシャをしてもこれだけクリスマス感出ないのがすごい。トナカイさんと
いうよりもリアルせんとくんですからーー。
そして珍しい方々も参加しての、計18名。席題必死。にもかかわらず、席題でいちいちボケる人あり、それに
ツッコミ入れたり、負けじとボケようと無駄に時間と頭を使ったり、席題の時間になったら必ず邪魔しに
くる紫乙ちゃんの対応に追われたりと、一向に句ができない。ああぁ、りーぶみーあろーん、ぷりーず。

大好きなちかるさんには可愛いトナカイのカチューシャしてたら「なんかこわい」と言われ、ろっぱさんには
「カマトトようこ」と連呼され、紫乙ちゃんには「作った句をほったらかしにするな」とまじめに説教され、もう
モラハラすれすれの愛にまみれなんとも幸せな時間でした。川柳をしてる人ってなんでこんなへんな人ばっかり
なんだろうか。川柳をするからへんになるのか、へんだから川柳をしてるのか。

句はおもしろいくらい抜けなかったですが、おもしろい句がたくさんあって、披講聞きながらずっと笑ってたような
気がします。句会報が楽しみだ。

ちんぴらの少ない方がクリスマス
マンハッタンを匍匐前進せよサンタ
飲みこんだ鯨に曳きずられている
うつ伏せの赤ん坊に丸餅を乗せる
イジメテモイジメラレテモ桃ですし
シリアル的なものからとりあえず逃げる
ぬるま湯に沈まぬようにランドセル
グリセリンそこのふたりに効くらしい
限りなくくるぶしからはずされるレンズ
あの子が眠るサンドイッチの耳るつぼ



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北田辺11月句会 

2015/12/02
Wed. 10:07

前回の句会報より。

中仙道へ出るネコを混ぜてから    一筒
月を刺している棒棒鶏的槍一本    一艘
犯人は君か人差し指疼く       吹雪
千本鳥居には千本のマツゲ      幸彦
背中一面付けマツゲの弟       和枝
古賀政男先生が「惜しかったね」という緑  くんじろう
ヒツジが一匹ヒツジが二匹ヒツジが3362匹 かがり
健さんはいますか犬は吠えますか   くんじろう
ミばかりの歌を三人でうたう     一筒
ドレミファを鉄金で打つおもちゃ箱  遊凪
君はいまサバの煮込みに負けたんよ  ろっぱ
ねー思春期ねー桜の間        きゅういち
ハラペコだったねー天明の飢饉    一筒
目の前のハサミを母さんだと思う   くんじろう
裁判所から赤い羽根つけた月     茂俊



今回の北田辺はおでん屋くんじろう。
おでん大好きのわたしは、大将のとなりを陣取りました。
ほんまにおいしかった。いや、いつもおいしいんですけどね。おでんってだしが命だし。(←失敗例)
カツオ、こんぶ、牛すじ、干しシイタケでしっかりとったおだしがようしゅんでしゅんで。大根さいこー。
大阪に上等なおでん屋さんがあるんですけどね、全然負けてない。
で、そんなおでんに感動し、うちで作るおでんの味気なさに気づき、きょうの晩ごはんはおでんです。
おだしはくんちゃんちと同じにしたのに味見するとやっぱり違う。なんだかなあ。


わたしの句
エスカルゴの殻にすがる父詰める
戸惑ったぼくは枕になり輝く
行き先は同じで違う肉を買う
半生の子豚がそっと咳をする
イラクからイクラへ流れ着く指紋
運命にそむく太めの兄さんと
犬の誕生日にも信号機が混じる
ゆうべから宗教めいているおでん
全員に手渡される大塚家具の気持ち
猫汁も犬汁もあり冬トロリ
レコードの針が夜を間違える
難民や猪鹿蝶をにぎりしめ
なんでもないようなことが幸せだったと思いなさい
さようならちりめんじゃこに目礼す
くちづけのいまいましきはねぎま鍋
助けて兄さんこぶ締めにされちまう
吊り革を忘れたのでフランスに行けない



誕生日の句(軸吟)を言ったあとに、「どういう意味なん?」っていうへんな空気にならず、すかさずくんちゃんの
「混じらんやろ~。」っていうツッコミが入るのがうれしい。たぶん俳句の会とはっきり違うとこはそこかもしれない。
俳句の会、行ったことないけど。

なんでもないようなの句(軸吟)数えてみたら26文字でした。当然「長すぎやっ。」という声が上がりましたが、、
安心してください。12・8・6で読むと、そんなに気にならないんですよ。


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北田辺10月句会 

2015/11/01
Sun. 16:24

9月句会報より。
赤門の裸三島のやぶれ傘     亜蘭
一部分犬の裸に触れている    紫乙
シーソーはまだシーソーでいてくれる  律子
理由を知れば崩れてしまうでしょう   とまと
くすの木が動きました悲しくなりました ちかる
君たちがそう呼ぶのなら涎です     とまと


10月31日土曜日、世の中がハロウィンで大騒ぎしてようが雨が降ろうが槍が降ろうが北田辺です。
そこにくんちゃんがいる限り。いや、ていうかえげつない句にドロドロまみれているという意味では、
毎月ハロウィンとも言える。
今回は連句の岡本遊凪さんが初参加。連句で鍛錬されているんでしょうね。席題も軽く(お見受けするに)
こなしてはったようです。
くんちゃんに詩を朗読してもらいました。2回戦でアカンかったやつ(言い方)と決勝に行けたら読むつもり
やった幻のやつと。朗読のときはぴりっときりっと空気が締まります。さすがです。あんなに酔うてんのに。

今回は席題のあと、封筒回し1回、雑詠回し2回、封筒回し1回で打ち止め。いや、ちゃう、最後の選者
きゅうちゃんが「こんな句では取られへん」言うもんやから、おんなじ題で仕切り直ししたんでした。
ぶーぶー言いながら作りましたよ。今日になって考えたら、酔っぱらいが作った句に酔っぱらいがダメ出し
してるわけですから、なんともまあ可笑しな話ではありますが、その場ではそれでオッケーなんだから
オッケーなんでしょう。


わたしの句。
膝下ストッキングに竹槍を隠す
放送禁止用語集はふわふわのティッシュ
またしても九十九人目で疼く
鶏頭と猫じゃらしのリバーシブル
夕闇に戻る途中の木の実ナナ
肉詰めの三日三晩を歌にする
パタリロとカリメロとジョージの三人選
2個買うと1個は緑の女の子
緑色の太ももだからカビキラー
北田辺駅は樹液か唾液か
6頭身の大腿骨をゆずられる
老人の首と絵の具はごちゃごちゃに
暗くなる前に空手チョップよねー
国境を越えてらっきょう食べに行く
おしゃぶりを振り回せ約束の地で
消毒液が漏れてもオッケーな夜だから
少年もポップコーンもいっせーので裸
ざっくりと言えば子宮は地球なり
昨晩の豆はまり子と申します


帰りの電車、難波あたりからどっと色んな人が乗ってきました。今朝、新聞を見るとどうやらミナミで
仮装行列(?)があったみたい。ホームに溢れ出すゾンビ系、姫系、囚人系、ポリス系・・・ぞわぞわす。





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北田辺9月句会 

2015/09/30
Wed. 18:30

まずは前回の句より。

腫れものが大手をふって歩き出す    くまひこ
ここよここお盆の母は目たちががり   みかこ
百円で市民プールに浮いている     幸彦
いのちを食べたのはガムテープだった  洋子
くねくねするものは新聞で包む     律子
案件はアルミの屋根の焦げたとこ    一艘
北極熊はナイターを見た        丁稚一号
ナイターで会っていっしょに猫になる  とし子
父さん母さん。洗面器のトマト     きゅういち
4本のタイヤに血液型を聞く      茂俊
キョンシーの死角とうもろこしの地獄  一艘


丁稚一号はいつもおもしろい題を出してくれます。この日は「知らんけど」。使うの関西だけかな。
まあ無責任の一言につきます。何言うても知らんけどって付けといたら許されるんですから。

    知らんけど十七条憲法守る    とし子





そして、今回は記念すべき第60回北田辺句会。
久しぶりにちかるさん登場。
ちかるさんという人は存外ひどい事をおっしゃいますが、カワイらしいなりと裏声のような地声で
たいしてひどい事を言っているように聞こえないので得だなあといつも思います。
そして、今回初参加の上井とまとさん。うわーーい!(・・・・シーーーン)
とまとさんは「日記を書く人」です。この日ははたから見てて可哀相になるくらいがんばって
作ってくれました。わたしも初めて来た日のことを思い出して吐きそうになりました。



わたしの句。

新米はまばたきもせずむせもせず
新米を着崩してからおにぎらず
全裸のなめくじ半裸のかたつむり
ひょこひょこついてくるから魚肉ソーセージ
迸る富と仮病とユンケルと
ささやかにこらしめてくれジャムパンを
温泉卵つるんと海峡を渡る
散らかして死んでいるから象である
角っこにお医者さんごっこがありあまる
寝て起きて中二男子の角度かな
桃缶は桃の死体を入れる缶
慎んで涎たらしているひよこ
ぶどうの種は内股でござる
ひらがなで書くからぬめるのでござる
タマネギがすぐ信号になりたがる
あしあとはマカロニグラタンである
うぬぼれて二夜連続でうさぎする

題が「ござる」て、ろっぱさん。(上五付けたくなる。)


この日のおいしかったモノたち。
・れんこんとお豆腐のピリ辛炒め。
・竹鶴。
・EXILEのCMのビール。
・ちかるさん。
・とまとさん。


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北田辺8月句会 

2015/09/03
Thu. 18:11

前回載せた句に聞き間違いやら表記やら、かなり違ってたので反省。
これからは句会報が届いてから載せたいと思います。

前回の句会より

ゆっくりと電線を張る鼻の穴    柊馬
電線を巻きつけている北新地    紫乙
膝上と膝下だけの言い争い     茂俊
膝が言うから親族代表になる    かがり
真実の鼻をレゴブロックで作る   くんじろう
我が家の奥さんをキムタクにゆずる 幸彦
ゆずる筈のおもちゃを抱いている  律子
信玄袋からシビレエイの雌     一筒
なんか痒いねん黒目がちやねん   かがり
三本目のキュウリから大正天皇   一筒
喃語新聞を君も読みたまえ     ゆみ葉
人形をけとばし宇宙に浮いている  柊馬
コロリと音立てて博多人形の右手  和枝
殿様が残高照会しているよ     律子
ティッシュ「るん」純米「るん」おとん「るん」 きゅういち


さてさて、土曜日はカードの合評会。そして日曜日は川柳北田辺。
どんだけ川柳好きやねん!一艘さん、とし子さん!てね。みんな一緒です。
そんな人たちが集まるここは大阪、北田辺。
前日に引き続き、青森から一艘さん、北海道からとし子さんが参加です。

くんちゃん、前日遅くまで一緒に飲んで、この日は3時に起きて仕込み開始。
ほんまに頭が下がります。数えてないけど10品以上あったと思う。

わたし、前日に絶対くんちゃん大変やと思って「手伝いにいこか?」って言ったんです。
「いや、だいじょうぶ。」っていう返事が返ってくると思ってね。だってデキる人にしてみたら
かえって誰か手伝うほうが気を遣うし足手まといになるやろうし、でも気持ちだけはと思って一応。
そしたら「ほんま!?」って身を乗り出して言われたんで、えぇーーーっ!?ってなったわ。
「ごめん、言うてみただけやねん」と言いつつ、行けたら行こうとは思ててん。ほんま思ててんけど、
朝起きて、あ、やっぱ無理、ゲップ。午後、北田辺に着いてもしばらく、ゲップ。
きのうあんなにご機嫌やったとし子さんは相変わらずさわやかな笑顔してはるし、一艘さんもガンガン
焼酎水割り飲んではる。なんで?くやしい。

こんな二日酔いで句なんかつくれるかいっと思っていたら、今回席題のルールが緩くなってました。
席題は2句提出だけど、1句でもOK。この日は15人ほどいたから、30句が15句になるのだ。ありがたや~。
でも一艘さん、すごいです。ちゃんと2句ずつ作ってました。珍しくすごい真面目な顔して作ってました。
すごい真面目な顔して作ってたので邪魔しに行ったら「この野郎~」って。めっさ可愛いというか、おちょくりがい
があるというか。
とし子さんは慣れない即吟の嵐に壁に向かってスタンディング作句。みなさんの作句風景もそれぞれで
これ、ドキュメンタリーにしたらめっちゃおもしろいと思う。今度隠し撮りしよかな。

席題のあとは封筒回し。が、この日かがりさんがいなくて、誰も封筒やら句箋やら準備するひとがいなくて
しかたなくわたしがするも、句箋の置き場所さえ知らんっていう。封筒回しも自由吟とかいうことになって
どの封筒に自分の句を入れたんかもわからんなって、もうぐだぐだ。
一艘さん、とし子さん、いつもはもうちょっと、もうちょっとだけちゃんとしてるんです。ほんまにごめんなさい。
もっともっと川柳したかったですよね・・・でも、もうみんな酔うてたし、疲れてたし。
で、カラオケ行こかってことになって(カラオケは別腹)梅田へ。
1年ぶりに一艘さんの歌声を聴いてふたたびシビレました。これこれ!このハスキーボイスで何人の女性を
泣かせたんでありましょう・・・。


今回のわたしの句。あかん、ウケ狙いに走りすぎてる・・・いつもか。

メロン図が届く湿った朝だから
産休の兄に朝つゆが落ちる
朝顔のあとの時間は浮いている
新聞が今日もカボチャを咲かせている
弘前の屋根を担いで伸び悩む
竹以上夫人未満に愛される
マスキングテープを貼ればトマトです
韻を踏むつもりが糞を踏むタイヤ
女子高生の音でごまかすホウセンカ
ボタンくらい自分でつけなさいバナナ
辛口でくすぐる排卵日の紫乙
オクラってプレハブだよねしらんけど
母さんがみみくりあっている2階
青森の豚に真珠を埋め込んで


一艘さん、とし子さん、またまぐわいましょうね~。









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北田辺7月句会 

2015/07/29
Wed. 00:52

わたしの作句コーナー(と勝手に名付けているソファがあるのだ)に誰か座っている。
逆光でよく見えない。誰や。
えっ!ゆみ葉さん!?うわ~はじめましてやん。(北田辺では)
ぉおおお!柊馬さま(←指が勝手にさまと打ったのでそのまま使用) 
くんちゃん、うれしいなあ~。あ~今日どこで作句しよ~。
あらんさんが持ってきてくれはったというどぶろくを味見。おーすっぱい。
これぞ密造酒やねという声に、ああ、きゅうちゃんに密造酒の句あったなあ。
  
いろんな思いが交錯する。

そんな中、とりあえず食べる。呑む、だけど、なんか落ち着かない。
理由はしおとちゃん。天敵なのである。油断してようがしてなかろうが槍のような刃物のような
言葉でメッタ刺しなのである。
そんな諸々で席題がはじまったころにはすでに心が疲れきっていた。
こんな時、自分の繊細な神経を呪わずにはいられない。ああ、剛毛の生えた心臓が欲しい。


吹きっぱなしの金鳥姫とアース姫   柊馬
お姫さまをきつねは赤い花にした      ゆみ葉
ゆずる筈のおもちゃを抱いている     律子
平凡な顔の警察官が来る     紫乙
黒毛和牛いちじくの葉をゆずられる   樹
くまモンの中身はサザエさんである   一筒
殿さまが残高照会しているよ    律子


後半は残った8人?9人?で封筒回し。さらに雑詠1句出し。2回?
そうだ、そうだ、最後は柊馬さんに選をお願いしたんでした。
もうこのへんから記憶が断片的。
にもかかわらず、楽しかったっていうことは体がちゃんと憶えている。
ゆみ葉さん作きゅうりのきゅーちゃんがおいしかったのも憶えている。
笑いすぎたせいで翌日はおしりが筋肉痛。


つゆだくや姫やわやわとひしめいて
おばちゃんを塗っているのでべたべたする
昨日の棺のふたをゆずられる
ワイセツなことに突発性難聴
民意かなニュースは清く尿意だろ
ポポちゃんを抱いて眼精疲労なり
人形をピンクの毛と肉に分ける
ホテルオークラ殿の目が青い
いけにえはてるてる坊主プレミアム
父のスカートからプレミアムが香る
遠花火蛸は全身顔である
面識はないが扇子をプレゼント
電線だらだら暗黙の羅列
かまきりの頭は風紀委員長
生ごみになるまで膝を吸いつくす
目頭に量産されていくキツネ
レプリカのきみに赤みを足してやる
真実はやや三つ編みの老婆かな
口角に増える三文占い師
増えすぎた少女のゆるい噛み合わせ
あごのない死体を入れる雨後の月
太郎を嗅いで次郎を密売す





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北田辺6月句会 

2015/06/30
Tue. 19:24

月に一度の飲み放題食べ放題句会。時間無制限なのがうれしい。
句を作らなくていいのならなおうれしい。
「そろそろ句会しよか~」くんちゃんの呼びかけに、ここは句会やったと思い出す。
句ぅ作らんでええんやったらもっと楽しいのになあと言いながら、本当は川柳大好きな中高年の皆々さま。
席題、すでに酔いのおかげで、今日は全然つらくない~♪いやむしろ楽しい~♪ふふん♪くらいの気持ちで作って
たのですが、気づいたら結局最後やん。お待たせしました。やっぱり皆さんの作句ペースにはついていけません。


おもしろかった句をメモしてたのに、ノート見ても読めません・・・
なんとか読める句を。

耳鳴りをひた隠すなり旬野菜      きゅういち  
クアラルンプールから首が帰らない   くんじろう
茹でた人参で戸締りする女       律子
しっぽは白い陣痛は微弱        かがり



後半、残ったのは5人。
まずは封筒まわし2周。
いつもやったらここで、もうええわ~って言うのにこの日は誰も言わへん。
あと1回しよか。うん。しよしよ。
「じゃあ、自由吟にしよか」いうことで北田辺初の自由吟。もう酔いも完全に回ってるから誰も考えたりしない。
初めてのことやから、選はじゃんけん。はい、一筒さん。
一筒さんたっての希望で、あと一回しよ。うん、しよしよ。ふたたびじゃんけん。はい、一筒さん。
もうおもしろすぎる。シナリオできすぎてるし。楽しすぎる。
なんかもうみんなのテンションおかしいし。
結局あと一回といいつつ、全部で7回したんかな。いや~楽しかった。今思ったらあれは何やったんやろ。
このまま死んでもいいから作り続けたいような恍惚感、ランナーズハイならぬセンリューズハイみたいな。
心に残る貴重な体験でした。

そこからさらに2人は寝て、3人で飲む。笑う。メモる。飲む。笑う。メモる。メモる。そんな日曜の夜でした。
(紺さ~ん、お酒ありがとう。村尾、おいしかったよ~。みんな待ってるよ~。)



鱧入りのちくわを聴いてみましょうか     ようこ
菜の花のように生まれて売春す
ポタリポタリ東京男子陳列す
枝豆を擬人化してがっかり
蚊に刺されながら秘めやかなことを言え
ぽきぽきと蚊取り線香折る自由
首に鍵かけてそろそろ眠ろうか
生首に神のご加護があるように
けんたいとかけてひとつかみの愛と解く
最近の棒は時給マングローブ
中華包丁マングローブをにじませて
父さんがたくさん生えているパスタ
夏が来て濃縮2倍の女の子
天かすが好きな女が沈まない
全身がのれんうさぎのぬいぐるみ
太陽から逃げて二卵性ソーセージ
神父さまが生まれた日の行為
生きたままぽんと置かれている
セクシャルな部分はレースの向こう側
味ぽんがよってたかって慰める
カメムシが先か契約が先か


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北田辺5月句会 

2015/06/02
Tue. 20:17

お腹をすかせたハイエナのごとく行ってきました北田辺。
とても珍しいものをいただきました。アカシアの花の天ぷら。人生まだまだ食べたことないものって
あるんですね。あたりまえだけど。秋田のアランさんが自ら採って送ってくれはったそうです。

さて、句会です。参加者13名。
句はもうあせらず気負わずです。やる気は家に置いてきてるんで。
あとできゅうちゃんに言われました。「きみのは大喜利川柳や。」って。
ざぶとん一枚あげたってーー。別にうまいこと言うてないけど、その通りやから。


で、その大喜利川柳です。

マスクしたままなすびしたまま笑う
白葱を突き刺したまま雨宿り
左手が右手疑う蛸である
ほっぺたについているのは針と糸
猫の影買う人がいて売っている
天皇は血豆もどきのそら豆で
青かびが濡れているので姉と呼ぶ
直角に刺さるとおじさんも熱い
受話器からヌーがあふれるから捨てる
あじさい光りますトイレ借ります
プロテイン飲んでまたひとつひかる
天使のほくろをポンと付けておく
舌入れて雨のかたちにしています


なんかパンチに欠けますな。って一発パンチ食らわそうって時点で間違ってるんですかね?ですよね?

そして酔っぱらいのみなさんの句。
自分が出した句を忘れたり、人の句に呼名したり、まあみなさん自由です。


右足をなすび結びにしてみたり     和枝
弟がぎゅうぎゅうぎゅうと泣くのよね  律子
巾着をあふれる業平の睦言       ろっぱ
駆け込み乗車はおやめください中川家  すずな
医者曰くどじょうすくいはやめなさい  秋声
週3日濡れて案外フジテレビ      きゅういち
そんなにも離れて座るから濡れる    正博


今回、ちらと話に出たのが、「い」抜き言葉。

例えばこういう句があるとします。

  六月がなすびしたまま笑ってる

575です。定型です。ですが、わたしとくんちゃんはこの「笑ってる」が気持ち悪いのです。
それなら下六になってもいいから

  六月がなすびしたまま笑っている

にします。
でも「い」抜き言葉でもまったく気にならないという人もいるんですね。

わたしは、どうも「い」抜きに子どもっぽさというか標語っぽさというか俗っぽさというかサラ川っぽさ
というか、、を感じてぞわぞわするのです。

結局、これも感覚的なもんなので不毛な議論なんですけどね。


この日は久しぶりに早めに帰ったのですが、そういえば1人で帰ったのは初めてだったのです。
北田辺の駅の次の次が天王寺。所要時間約3分。がですね、なにがどうしたん?2回乗り換え、
2回北田辺の駅を通過し、45分か50分くらいかかってやっと天王寺に到着。
いや、これ神がかり的なアレやと思う。時空のひずみ?みたいなとこに入りこんだんやと思う。
それか近鉄線には魔物が住んでいるっていう都市伝説、聞いたことない?(ない)
とにかくわたしが毎回ちゃんと家に帰れてたのはみなさんのおかげですということで、
いつもありがとうございます!


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2019-12