ポテサラ(21) 

2015/05/15
Fri. 19:00




初恋の姉も机も軟体動物     石田柊馬

鱗粉の指やわらかに折檻す    榊 陽子




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衣替えなど。 

2015/05/15
Fri. 18:53

衣替えの季節である。
そして毎年恒例悩みの季節でもある。家の中が寒いのだ。だからなかなか衣替えられないのだ。
ヒートテックの安心感に依存してしまう。朝晩、フリースのやさしさについ甘えてしまう。
昼間、ちゃんちゃんこのない生活なんて考えられない。そしてこの感覚で外出すると、汗を通り越し、
のぼせて今度は冷や汗がでる始末なのである。それなのにヒートテックと別れることができない。
ああ、これじゃあ好きでもない男とずるずる付きあっているダメな女みたいじゃないか。勇気を出して
今日こそ別れを切りだそう。などといいながら、半分は衣替えが面倒くさいだけなんだけどね。
とりあえずヒートテック1枚だけ残してあとは片づける。片づけた。よし。身の周りの引き出しや
クローゼットがすっきりしてうれしいはずなのに、心がすぅすぅするのはWhy?
さむい。    




衣替えをきっかけに、断捨離モードに入った。
ここしばらく着ていないものはどんどん捨てている。
やさしさにほだされやすいわりに捨てるのは得意である。
衣替えをしながら、夏物のカーディガンが目にはいる。
「あっ。」と思う。「これはっ。」と思う。
去年買った麻のカーディガン。
去年、外出すると途中からなんかしんどい、ちょっと休憩させて、ということが数回続き、
わたしも体力落ちたなー、歳かなーと思っていた時、ふと気づいたのだ。
しんどくなる時、わたしいつもこのカーディガン着てる、と。
それから怖くて着ていない。
使用されている麻に対するアレルギーのなのかなあとも思うのだが、「呪われたカーディガン」という
ことにしている。その方がなんとなくおもしろいから。
なので、これは捨てられない。いつかどこかで、カーディガン供養してあげなければと思う。



柊馬さんに何のお断りもなく始めた句集「ポテサラ」の追っかけ。もちろん柊馬さんから何のお咎めもない。
先日お会いしたときは目を合わせられなかった。ほんとうは気を悪くされているんじゃないかと
内心ヒヤヒヤなのである。なのであるので、夢に柊馬さん現る。柊馬さんはいつものようにニコニコ
とお話をしてくださった。ほっとした。よかった。
夢だから、という大人げないツッコミはしないでいただきたい。こう見えて、わたしは心的虚弱体質なんである。





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2015-05