北田辺11月句会 

2015/12/02
Wed. 10:07

前回の句会報より。

中仙道へ出るネコを混ぜてから    一筒
月を刺している棒棒鶏的槍一本    一艘
犯人は君か人差し指疼く       吹雪
千本鳥居には千本のマツゲ      幸彦
背中一面付けマツゲの弟       和枝
古賀政男先生が「惜しかったね」という緑  くんじろう
ヒツジが一匹ヒツジが二匹ヒツジが3362匹 かがり
健さんはいますか犬は吠えますか   くんじろう
ミばかりの歌を三人でうたう     一筒
ドレミファを鉄金で打つおもちゃ箱  遊凪
君はいまサバの煮込みに負けたんよ  ろっぱ
ねー思春期ねー桜の間        きゅういち
ハラペコだったねー天明の飢饉    一筒
目の前のハサミを母さんだと思う   くんじろう
裁判所から赤い羽根つけた月     茂俊



今回の北田辺はおでん屋くんじろう。
おでん大好きのわたしは、大将のとなりを陣取りました。
ほんまにおいしかった。いや、いつもおいしいんですけどね。おでんってだしが命だし。(←失敗例)
カツオ、こんぶ、牛すじ、干しシイタケでしっかりとったおだしがようしゅんでしゅんで。大根さいこー。
大阪に上等なおでん屋さんがあるんですけどね、全然負けてない。
で、そんなおでんに感動し、うちで作るおでんの味気なさに気づき、きょうの晩ごはんはおでんです。
おだしはくんちゃんちと同じにしたのに味見するとやっぱり違う。なんだかなあ。


わたしの句
エスカルゴの殻にすがる父詰める
戸惑ったぼくは枕になり輝く
行き先は同じで違う肉を買う
半生の子豚がそっと咳をする
イラクからイクラへ流れ着く指紋
運命にそむく太めの兄さんと
犬の誕生日にも信号機が混じる
ゆうべから宗教めいているおでん
全員に手渡される大塚家具の気持ち
猫汁も犬汁もあり冬トロリ
レコードの針が夜を間違える
難民や猪鹿蝶をにぎりしめ
なんでもないようなことが幸せだったと思いなさい
さようならちりめんじゃこに目礼す
くちづけのいまいましきはねぎま鍋
助けて兄さんこぶ締めにされちまう
吊り革を忘れたのでフランスに行けない



誕生日の句(軸吟)を言ったあとに、「どういう意味なん?」っていうへんな空気にならず、すかさずくんちゃんの
「混じらんやろ~。」っていうツッコミが入るのがうれしい。たぶん俳句の会とはっきり違うとこはそこかもしれない。
俳句の会、行ったことないけど。

なんでもないようなの句(軸吟)数えてみたら26文字でした。当然「長すぎやっ。」という声が上がりましたが、、
安心してください。12・8・6で読むと、そんなに気にならないんですよ。


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