第四日曜日 

2016/04/24
Sun. 11:32

きょうは北田辺句会。
ひさしぶりの欠席である。
先週のカードの合評会も欠席。
理由は恥ずかしながら腰痛である。
最初の数日は立っても座っても横になっても痛かったのが、だんだんマシになってくると、ついうれしくなって
普段見て見ぬふりをしている雑草がやたら抜きたくなったり、飼い犬のにおいが気になってシャンプー(下半身のみ)
したり、こうやってあえて書かなくてもいいようなブログを書きたくなったりするセデス♪
とテンションも若干おかしくなったりする。

バソコンの椅子が腰によくないような気がして(これに座ると腰が痛くなる)、洗面所に置いてあったとても
簡易の折りたたみの椅子を持ってきて今打っているんだけど、違いはよくわからない。
ひとってするなと言われるとしたくなるんだなあとつくづく思う。

料理もなるべく簡単に手抜き料理。
小松菜とちくわと干しエビのサッと煮を作ろうと思い、小松菜の根っこ切って洗って切る。ちくわを袋から取り出し洗う。
いままでにないゆびさきの感覚で気づく。あ、ちくわ洗わんでいい。
なんとも調子が狂う。

これは運動不足も原因だろうと思い、昨日はウォーキングがてら一日限定本屋さん(古本)に行って、本を5冊
買って、晩ごはん買って、歩いて帰る元気も勇気もなく、結局タクシーで帰宅。
こうやって書いてみると、もっと考えて行動しろよって自分でも思うのだが、考えてるんだよね、これでも。

って書いているあいだに(ちくわを書き終わったあたりで)、やっぱり腰が痛くなって、今度は食卓の椅子を運んで
書いている。
「もうそろそろ、やめてくんない?」という腰の声がきこえる。

あーこの椅子もだめかぁ~。




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川柳グループ草原4月句会 

2016/04/14
Thu. 11:24

選をさせていただきました。
草原句会は3句出し、宿題、席題合わせて15句の投句。ふだん2句出しに慣れてるせいか、この3句出しという
のがどうも体に合わない。2句でいっぱいいっぱいなので3句目ともなると、持ってる引き出しをあけまくり、探し
まくり、結局探していたものが見つからず、ていうか何を探していたのかもわからないのだし、結局あーあという
むなしさと疲れのみがどっと溜まるのだ。
というわけで(もないんだけど)「溜まる」の選をさせていただきました。

  

    耳垢とその他ベスビオ火山灰    早苗   

溜まるー。同じ溜まるでも耳垢とベスビオ火山灰という両端に位置するものを並べたときのおもしろさ。
同じ一年生でも一番背の小さい子と一番背の高い子を並べるかっていう、あの感じ。



   つんのめるキリン網目が溜まる   かがり  

そうなのかー、そうやって溜まっていくのかー、という驚きもあり、キリン柄は網の目だったのかーというのも
目からうろこ(網の目だけにー)だったのですが、なぜかどちらも素直に納得してしまった。



   バケツの穴を閉じてしまったのは誰だ   ゆみこ

そんなことしたら溜まってしまうじゃないか。・・・て可笑しい。
バケツの存在意義はなんなのか考えると、可笑しくてたまらない。


わたしの句
透け感をダメ出しされて春キャベツ
お嬢さんぼくらはみんな粒である
細長い粒がベンチに座っている
菓子パンを詰めこむ春を妊娠し
教育のためのうさぎを買ってくる
バス停に亀の甲羅は溜まったか

句会前、ちかるさんに、今日は小綺麗な恰好してるね、と言われました。(いつも小汚いらしいです)
句会後、ちかるさんに、またうさぎ使ってたね、と言われました。(記憶力のいい人はこれだからイヤだ)
そうなんです。うさぎにハマってます。




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ふらすこてん4月句会 

2016/04/05
Tue. 09:58

三人選「敏感」
11点  神経の先が出ているお人形     祥文
7点   台所のママはきのうのママじゃない ちかる
6点   ブレーキランプは意外と十五歳   多佳子




   神経の先が出ているお人形   祥文

痛い。これは痛いです。歯医者さんの痛み。あの神経が体のどこかから出ていて、人間に触られるたびに
飛び上がるような痛みに襲われるのです。でも飛び上がれません。にんぎょうだもの。(byみつ・・こ?)
人形にしてみたら、かわいがられてるのか、いたぶられてるのかどっちなんだ、ということです。でも、なぜか
笑い飛ばせないなにかがこの句にはあって、それは神経が出ていなくても人間はいろんな痛みを感じるのだから
お人形だって同じように痛みを感じているのかもしれないなあと、ついあらゆる痛みに弱いわたしなんかは
思ってしまうのです。



   台所のママはきのうのママじゃない   ちかる

こわいな、子どもって。これ、旦那さんはぜったい気づかないパターン。ママに何があったかは、それぞれ読む人に
よって違うのでしょうが、それを言うと墓穴を掘ることになるのでここでは言えません。敏感を使わないで敏感と
思わせる、さすがだ。と思っていたら、隣で「宇宙人に襲われて・・・」というかがりさんと話しているちかるさんの
お言葉が耳に飛び込んできました。「え?え?宇宙人?襲われて?」想定外の解釈に頭の中がプチパニックで、
聞き返す余裕、無。たぶん、これ聞きたいような聞きたくないようなってやつです。
今考えるに、つまりこういうことか。ある日ママが宇宙人に襲われて、体を乗っ取られて(寄生獣みたいに)
鼻唄まじりに晩ごはんの準備なんかしているのを、こどもはどこかいつものママじゃないことに気づいて見ている
という、、、SF川柳だったのでしょうかーーー、なるほど、それもアリだな。



   ブレーキランプは意外と十五歳   多佳子

句会で、この「意外と」はいらないではないかと発言しました。たとえ作者が意外と思っても、それは書かずに
読み手に意外と思わせる方が大切なのではないかと。先に意外と書かれたら、そうかなあ、意外かなあ、そうでも
ないんちゃう?ブレーキランプが玉子焼きやったら意外やけど。とか、ひねくれたわたしなんかは思ってしまいます。
それに対して小池さんは、こういう書き方も川柳にはある、と。そりゃそうだ、あるでしょう。それも1つの意見です。
この句を抜いた他の方の意見は聞けず・・・。
こうやって意を決して(ホントよ)自分の意見を言った時に、いまいち反応がないというのは、こんなことはたいした
ことではないのかなあ、そんなことが気になるわたしが変なのかなあと思って、次から言うのやーめよって
なってしまう・・・・けど、たぶん忘れてまた言うんだろうな。



わたしの句
下僕下僕とかいわれ大根が騒ぐ
親指のつけ根で騒ぐ蟇蛙
鳴き声の消える市役所前ポスト
十一に演技指導をする十二
はらはらと刺し違いたる春ピラフ
敏感な兄に本日不具合なし
たんぽぽが敏感だから踏んづける




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2016-04