川柳×針金 

2016/09/29
Thu. 11:00

こちらもやっと行ってきました。葉ね文庫さん。


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八上桐子さんと升田学さん(針金アート)による「有馬湯女」。
針金そのものも美しいけれど、壁に映った影でさらに奥行きが増しています。
曲線の美しさに、やわらかい針金なんかな、と思ったけど、やわらかかったら吊るした時点でのびのびに
なるやろうし、運ぶたびに変形してしまうやろうし、これは固い針金に違いないと思いながら見るのだけど
やっぱりやわらかい針金にしか見えないのでした。
頭に乗っているのは鴉だそうです(ちかるさん情報)。テレビで白いカラスを見たことがあります。
それはとても愛らしく、まるで幸せを運んできてくれるような気配がありました。そのイメージと重なる。
それにしても針金一本で作られたふくらみがなんでこんなになまめかしいのだろうか。

そして桐子さんの腰ひもアート。(違うか)
まいったな。何がってまず湯女からの腰ひもっていう発想が。そして、腰ひもを染めるべくタッパに温泉詰めて
そこに一晩漬け置きしたっていう周到さが(葉ね文庫 池上さん情報)。
そこに筆で書くって。一発勝負やん。桐子さん失敗せーへんかったんかな、と荒業に感服しつつ粗探しをしてしまう
自分のいやらしさよ。もちろんそんなものは見あたらず。
川柳は下五が次の上五と重なっているので、流れるような一編の詩を読んでいる気分になります。


・・・・鳥の頸ちいさい橋を渡るとき・・・・並ばせるうつくしくかつ退屈に
退屈になぞられている耳の縁・・・・舌だった橋も坂も湯も ね、雨も



腰ひもが加わることによって女性の精神的な強さや社会的な弱さを感じながらも、やっぱり女性本来の
やさしさが伝わってきました。

しっとりとおんなが壁にからみつく・・・・葉ねのかべでした。





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2016-09