数字。 

2021/07/30
Fri. 21:16

数字が苦手だ。ほんとうに。だから当然計算も苦手だ。

配達してくれる食パン屋さんがあって、一本670円なんですね。で、なるべくおつりのないように渡したいからピッタリ出すようにしてるんだけど、小銭少ししかなくて千円札で払わないといけない時、相手にも手間をかけないように自分も少ない方がいいしでおつりを500円にしてもらおうと思う。とっさにいくら出せば500円のおつりになるかわからない。で、結局千円出して330円のおつりをもらうことになるので前もって準備をしておくことにした。で、先週計算して、うんうん1270円だね、とパン屋さんに渡すと、えっ、、と、1170円ですね、って言われて、あ、そっかそっかなんて計算ミスっちゃったみたいにへらへらしながら、頭の中では、え?なんで?えと、損してない?どっちかが、って思ったけど、まあパン屋さんが間違えるはずないやろうと言われるがままに100円返してもらってことなきを得た。

そしてきのう。財布を見たらまたピッタリない。今日もかー。えーといくらだっけ。たしか1270円渡したら100円多かったから1170円だ。1170−670=500。よし。やはりパン屋さんは正しかった。

これってみんなどんな計算するんやろう、たとえば326円の買い物するとき、526円出すのと一緒やと考えたらいいねんね。それが1070円出すまでは私にもわかるんやけど、のこり100円よ。わかるねんで。今は。落ち着いて考えたら。でこれがまた数字が変わったらもうあかんと思うねん。やからパン屋さんにはこのまま670円据え置きでがんばってもらいたい。

こんなんやから、割り勘の計算も無理です。できる時もある。たとえば4700円はできる。2000円2000円の350円。(頭の中の計算な)。それが5700円になったら、5700÷2の筆算を頭の中でするのよ。ににんがし、17÷2は8の10÷2ってやってるともう千の位と100の位忘れてるもんね。さらにはさ、そんな時、あ、私大きいのしかないわってなって相手が700円あるあるってだすやん。もうなにがなんやらやん。いらんことすなーってなる。ね。信じられないですよね。自分でも信じたくないですしね。多分数学できる人からしたらなんで?ってすべてがなんで?ってなるんやろうと思う。

計算できないのはいいのです。騙されて損してても知らぬが仏ですしね。ただ相手に多く払わせるのだけは避けたいので酔った頭で懸命にします。

情けないけどそんな生活しづらいというほどでもないし、自分、不器用ですから、ってわたしは笑って生きていくのでできれば割り勘の計算はよろしくお願いしたい。

[edit]

CM: 0
TB: --

page top

身長コンプレックス 

2021/07/12
Mon. 13:35

背の低い人も高い人もわたしからみたらちょうどいいやんって人にも身長コンプレックスはあると思う。

わたしは物心ついた時にはもう同じ歳の子より背が高かった。
学校というところは背の順に並ばせるじゃない。あれなんなんって今なら思う。これは多分小さい人と大きい人にしかわからない気持ちかもしれない。

中学の運動会のあとフォークダンスをするのが恒例の学校だった。そう、オクラホマミキサー。あれね、男子が後ろで女子が前で右手を肩の上で繋ぐんですよね。男子なんか半分くらいわたしより小さい。少しくらい小さいのはまだいい。さすがに20センチくらい小さいとなんやろ、オンブバッタ?背中の小さい方が実はオスやっていう、あれみたいやない?右手?向こうは伸ばそうとしてこっちはちょっとのけぞって、結局肩の上というより横ね。自然とそうなりますわ。

わたしも嫌やけど相手の男子も嫌やったと思う。やから背の高いことを申し訳ないとも思うようになった。

高校の時、運動会は大きい順に入場行進。背の高い子はバスケ部やバレー部の人たち、の中に無駄に大きい文化部のわたしという構図のいたたまれなさよ。身体が硬く(前屈で指のさきっぽも床につかない)体操すら苦手なのに一番前でその醜態を晒されるという辱め。実際親戚のおばさん(いとこが同級生)と母親に「一番前でロボットみたいやった。」と笑われた時の傷は多分一生消えない。自分ではできる限りのバネ(?)を使って体を曲げ伸ばししたつもりだった。それもこれも背が高いせい。中くらいだったら以下だったらどんなやる気のない体操してたって下手くそだって誰の目にもとまらなかったはずなのだ。なのにがんばって笑われるって。悲しかったし恥ずかしかった。

小学生の頃から早く大人になりたいと思っていた。なぜなら大人は背が高かったから。みんなの背が伸びてわたしもみんなと同じふつうになれると思った。が、それは幻想に終わった。わたしはどんどん成長し、いつまでも人との差は小さくならなかった。いつのまにか姉の身長も軽々と追い抜いていったし大人になる前に大人より背が高くなった。
背が高いのが嫌で少しでも小さく目立たないようにと下を向いて歩きどんどん猫背になっていった。
そんな希望も努力も甲斐なく大人になってもわたしはみんなより背が高いままだった。

人は羨ましいという。それもわからないでもない。若い時は好きになる人はやっぱり背が同じくらいか高い人がよかったので背がちょっと…ってなったりした。ヒールも3センチが限度。自分も嫌だし相手も嫌だろうと思った。

身長を聞かれるのも嫌だった。
学生の時最後に測ったのが確か170くらいだったと思う。ショックだった。ついに大台にのってしまった。でもそれ以降身長聞かれても、自称168か9ぐらい女で通した。イチキュッパ理論だ。160センチ台というだけでだいぶ印象が変わる心理作戦に出たのだ。

社会人になって身長を測ることもなくなって、あれは30歳前後だったかな、病院に行ったら身長計があって久しぶりに測ってみたらなんと171.5…⁈⁈
わたし史上最長。まだ成長しとったんか!って今でいうおいでやす小田くらい大声でツッコんだよね。いやほんとまじで。信じられなくてもっかい測りなおしたから多分(絶対な)合ってる。

で、そこでまた問題発生よ。170を168か9はまだ許せる範囲ちゃう?(興奮してきて関西弁になりがちやけども)171.5を168か9はちょっと罪の重さも罪悪感もまあまああるやん。やからそれ以降は170くらいっていうようになった。くらい。くらいって言葉はほんま世のため人のためにある言葉やなあとありがたく使わせてもらった。
170って言うと反応が違う。ぅへぇー!ってなる。やっぱり、うん、そうなるやん。やから言いたくなかってんやん。

そしてそれから月日は流れ最近はこう答えることが多くなった。170ぐらいやったけど、今は歳とったからもっと縮んでると思う。

どんだけ小さく見せたいねん。自分。

ってこれ書きながら自分に思った。書いて初めてわたしなんでこんなに身長にとらわれてんのやろって思った。


ほんでここからが本題やねんけど、最近中年なんちゃらで下腹がぽっこりさんしてきたので常にお腹を引っ込める生活を送ってたら猫背が少し矯正されたんか今までと視界が違って見えるようになったから背が伸びたかもと思って今朝身長(適当にやけど)測ったら170やった。

えっと……伸びたん?縮んだん?
詐称しすぎて自分のほんまの身長忘れてた。

ほんで書き始めた今日のブログなんやけど。
最後に測った時よりは縮んでるけど自称よりは高い。ということはどういうことなん?えっと、喜んでいいん?嘆いた方がええん?

170やで。わからへん。感情がわからへん。そもそも自分で測った身長やしな。正確な身長やないしな。ほななんで測ったんや言われたら、う、うん…何で測ったんやろなあ。身長がと言うより猫背が治ったことを証明したかったんかもしれへん。けど、結果ようわからんかった、ていう話。

わからん話すなー!なんやそれー!(おいでやす小田さんの声量で)


追伸。
書き終わって思い出してんけど、学生時代の身体測定ほんまにいやで、身長測る時もなるべくあらゆる臓器を縮めるようにして測ってたわ。








[edit]

CM: 2
TB: --

page top

2021-07