川柳カード10号合評会 

2015/12/27
Sun. 00:09

まずは10号の合評です。
1句1句の読みというよりは、10句全体から受ける印象とか、仕立て方とかを意見し合いました。
巻頭のくんじろうさんは10句すべて13文字でバシッと揃えてありました。パッと見たときにそれが
壁のように立ちはだかって、読み手を寄せ付けない感じがありました。ぜんちゃんがまずそれを
言ってくれたので、わたしも同調。それと字数を揃えにいくことで中味が二の次になるのでは、
という疑問があったのですが、そこも、くんちゃんはきっぱり妥協してないということでさすがだなあと
思いました。確かにそうなんですよね。一句一句読むとちゃんと一句が屹立してるし、真摯に作句してる
のが伝わってくるし、シリアスな景をイメージさせる中にちょこちょこくだけた句を挟み込んでくるあたりが
職人芸やなあと。

わたしの句。
祥文さん「タンカや。」
みんな「短歌?(どこが?)」
祥文さん「啖呵。」
みんな「あ~~~。(納得)」
「こういう書き方をする女性が最近少なくなったので、これはこれでええ!」と言ってもらえたのが
うれしかった。

こうやって10句まとめて読むと、毎号10句を揃えるまでのみなさんの苦悩が垣間見れて
おもしろいですね。ゆみ葉さんは文語の世界を彷徨ってたり、由紀子さんは10句の中になにかしら
仕掛けを仕込む作戦に出たり、いつも自分というものをあまり句に出さない小池さんが、今回やたら
暴力的な句を書いてたり。人が苦しんでる姿を見て楽しむのはすごく悪趣味なようですが、それは、
わたしだけじゃないんだなという安心感がそう思わせるんでしょうね。


第二部は句会です。結果は、


題詠「頓」
8点  タルタルソースに突発性変位    一筒
6点  武道家と舞踏家橋で入れ替わる   祥文
5点  産道を頓服握り生まれたの     彰子
5点  生え際あたり蛇行するうどんや   かがり
4点  ハムカツの頓となくなりああ師走  由紀子
4点  菊部隊素っ頓狂に細りゆく     陽子


雑詠
7点  鮟鱇の五分十分十五分       由紀子
4点  体重計に乗っているコカコーラ   祥文
4点  桶狭間以後を生きぬく蛇の首    正博
4点  誰かいないか今日十人と擦れ違う  秋の子
4点  東映の三本立ての畔りから     くんじろう
4点  七面鳥の襁褓を替えてほしい脚   ゆみ葉
4点  イントロが付くB級の稲荷鮨    一筒
4点  梅毒のようなパレードがおわる   陽子


こちらではみなさんの読みを聞くのが楽しみ。ただ、歯に衣着せる間もなく抜かなかった理由を
求められるもんだから、ついつい思ったことをそのまま言ってしまう。
タルタルソースなんかさんざんけなしたあげく、呼名聞けば一筒さん。一筒さんの句、わたし大好き
なんですよ。でももしかしたら一筒さんの句⇒おもしろい、というパターンがわたしの頭の中に出来
上がっていて、それによって正確な判断を下せていないということがあるとしたら、それは公平な
選ではないですよね。だからこうやって作者名に惑わされないで句を読むことは大切で、これからも
選は楽しく真剣にしたいものです。

今年の句会はこれで終了。2次会3次会も楽しく、、、終わるはずが、最後にとんだ醜態をさらし、たくさんの
方にご迷惑をおかけしました。このまま今年が終わっていくと思うともう恥ずかしさと心残りしかないのだけど、
来年はもっとまじめに呑みますのでみなさんよろしくお願いします。ぺこり。(←噂のカマトトようこ)




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