つづき・・・? 

2015/03/28
Sat. 19:46

前回の記事で、次回に続きます。と書いたものの、この後わたしは一体何が書きたかったんでしょうか。
というくらいあの日のわたしとの温度差にとまどっている今のわたし。
筆がまったく進まない、いやキーボードがまったく進まないよぅ。

とにかくなにか書こう。

「読み」は恥ずかしい。を克服するために恥ずかしいことをしてみます。

これは、川柳カードの編集人である小池正博さんがブログに載せられていた、飯田良祐さんの句の鑑賞文です。



お白粉をつけて教授の鰊蕎麦   飯田良祐

「白粉」「教授」「鰊蕎麦」、いずれも日常にある物や人である。別に異常なものではない。
けれども、この三つの単語を繋ぎあわせると、そこには尋常でない光景が浮かび上がる。
白粉をつけているのは教授だろう。女性の教授とも考えられるが、男性教授が白粉をしていると読んだ方が
おもしろい。男でも化粧をすることはあって、たとえばニュースキャスターは男性であってもテレビ映りのために
薄化粧をすることがあるらしい。この場合は職業目的であるが、この句の教授は何のために化粧しているの
だろう。しかも、その教授が鰊蕎麦を食べている。
「お白粉をつけた教授が」ではなくて、「お白粉をつけて」で少し切れる。作者の視線はまず白粉に向けられている。
川柳では食べ物などの日常的なものをよく取り合わせる。良祐の句にも「大福餅」「串カツ」「クラッカー」などの
食べ物が出てくる。衣食住は生活詩としての川柳には不可欠の素材であって、しばしば使われる。
人は白粉をつけ化粧することで日常とは次元の異なる世界にヴァージョン・アップする。それなのに、鰊蕎麦という
日常次元にダウンしてしまう。その落差が何となくおかしい。


お白粉をつけているのは教授で、しかも男性教授だと解釈しています。また、少しの「切れ」を見逃さず、
お白粉→鰊蕎麦という視線の移動を異次元の世界→日常と捉え、さらにそれをヴァージョンアップ→ダウン
というおもしろい表現でこの句を説明されています。

なるほどなあと思いました。あやうく、そうだそうだと手をたたきそうになりました。
が、違うんです。ここなんです。わたしは違う解釈をしてたんですね。
わたしの解釈なんかとか、おこがましいとか、恥ずかしいとか、STAP細胞とか、あります!
(まじめな話をすると恥ずかしくてふざけること、あります)
だからします。立派な読みの後、だけにあえてします。


わたしはこの句を読んだとき、お白粉をつけているのは鰊蕎麦の鰊だと思ったのです。教授にももちろん立派な
功績を残している人はいるでしょうけど、ここでは肩書のみが闊歩する教授。作者は「教授」という言葉が持つ
怪しげなカリスマ性をうまく利用し、不条理だけど特別扱いが暗黙の了解でまかり通っている旧態依然とした
社会を浮かび上がらせています。鰊蕎麦の鰊には頭がありません。ならばそのない頭にさえお化粧を
ほどこす人間のかなしい性がさらにそこに横たわります。
「お白粉」「教授」「鰊蕎麦」の言葉の持つ象徴的なイメージからの飛躍はないものの、その共有されたイメージが
読み手にサラリと享受され軽い悪意を抱かせるのかもしれません。


ね、恥ずかしくないでしょ。
嘘です。これを読まれている皆さんのPCが今すぐぶっ壊れて欲しいくらい恥ずかしいのです。
が、です。このように小池さんの「読み」とはまったく違いますよね。
でもそれってすごくおもしろいと思うんです。たった17音ですよ。いや、17音だからこそこれだけ違う世界を
構築できるんです。

作者である良祐さんは、どういう意図で作られたかはわかりません。ですが、それはそれ。そして、これはこれ。
なんですよね。もしも他の方に聞いたら、また別の解釈があると思うんです。わたしはそれをもっと聞きたいです。

あんなに自分の句をこう読まれたいと思っていたひとりよがりのわたしはどこへ行ったんでしょうかね。

変化でいえば、読みをする時、まるで自分がその句を作ったような気持ちになっていることに気づきました。
と同時に、作句するときは反対に自分が読み手になっているような不思議な感覚を味わっています。
そのせいかどうかわかりませんが、自分の作る句が少しずつ変わってきたような気がします。

おもしろいです。川柳が。自分が。変わるんだなあと。

で、結論。やっぱり「読み」は大事。

え?なんて?
だから、「読み」は大事。
で?
以上。
以上・・・この期に及んで!?
そう。何ならもう一回言おか?声を鯛にして。
え?声を鯛にして?(聞きたい)
そう。声を鯛にして言いたい。「読み」は大事ですたい。
熊本弁やし。(そろそろ終わりたい)
ところで、アンタ誰やねん。
わたし?わたしは・・・・鰊やけど。
そうか、じゃあ声を鰊にしてもういっ・・・
もうええわ。
どうも、ありがとうございました~~。


とりとめもなく書いてしまいましたが、前回の続きになっているでしょうかね?(ひゃ~~~)










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