俳句 

2017/05/25
Thu. 13:32

岡村知昭句集『然るべく』と中村安伸句集
『虎の夜食』を読む会に行った。
たまたまどちらも読んでいて、どちらも好きな句集
だったので、うきうきしながら行った。


   
   黙祷のあとにふらつくのが仕事    知昭
   雨音や斜塔を妻といたしたく   
   チューリップ治安維持法よりピンク
   ヒトラーの忌に頼まれて然るべく
   日時計を産める優良児を探す



何度読んでも楽しめる。
中村さんが「斜塔」は自分自身だと言われた。
塔になりたい、でもなれない「斜塔」は不完全で
ネガティブな塔として自身を重ねていると。
そう考えるとなんとせつない句だなあと思う。

でも「妻といたしたく」というとぼけたというか
無邪気というか、そういうところがかわいくて、
ほとんど持ち合わせていない母性本能がくすぐられ
ちょっと困ったようなうれしいような気持ちになる。


   黄の薔薇の一輪愛し一輪踏む    安伸
   猫といふ受話器を膝に山眠る
   殺さないでください夜通し桜ちる
   犬小屋に姉を飼ふ日は雪催
   春風や模様のちがふ妻二人



仲田陽子さんのBL読みが新鮮だった。
誌面などでは読んだことがあったけど、実際に
萌えたご本人から直接話を聞いていると、
その方の萌えがわたしに伝染して、ああ、なんか
わかりますってなるのがおかしく、もう猫の句を
見たら、そっちのネコ(受けとしての)でしか読め
ません、くらいの変な病にかかってしまった。







   

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