ふらすこてん7月句会 

2017/07/03
Mon. 16:29

 
 スカートの裾がいっつも濡れている   律子

ふつう人はできれば濡れたくないし、濡れないよう
に生活している。洗い物をした時に袖が濡れる、
雨に降られて全体的に濡れるというのならよくある
光景。そしてほとんどのものは時間が経てば乾く。
だからスカートの裾限定は謎であり、乾く間もなく
ずっと濡れているとはますます妙である。
濡れてますよって教えてあげるのもはばかられる。
だっていつもやから。
好きな句だったんだけどな~。
気になったのが「いっつも」。
話し言葉だからという理由ではない。それに関西
弁の句は嫌いではない。(好きでもないが)
掲句は、「いつも」という題だから中七にする
ために数を合わせにいったのかなあ。
  
 スカートの裾がいつも濡れている

中六だけど、その寸足らずな気持ち悪さがこの
句の気持ち悪さに合っているような気もする。

 スカートの裾がいつでも濡れいている

たぶん「いつも」という題で「いつでも」として
しまうことに作者の抵抗があったんだろうと推測する。


ちょうどいただいた他所の句会報を読んでいたら

 パーーッとすること何かおまへんか   律子

一貫して話し言葉。
あ、そうか。「いっつも」という話し言葉と「濡れ
ている」という書き言葉の組み合わせの違和感
が待ったをかけた理由だったんだ。



借りていた本に渦つけて返す    ようこ
うずまき氏カタツムリ氏と和解する
まんまるになるまでつなぐあばらぼね
ポケットはいつも山椒魚だった
呑んだら転ける呑まなくても転ける


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