恥ずかしがり 

2021/03/07
Sun. 09:02

元来恥ずかしがりだったと思う。恥ずかしいというか、かっこ悪い恥をかきたくなかった。

中学校1年の授業だったかホームルームだったか忘れたが、先生がこのクラスで1番手をあげて発表しないのは誰ですかと聞いた。クラス全員がざわざわして、私は俯いて内心どきどきしていた。誰か男子だったと思う。「◯◯さん(私の旧姓)だと思います。」わたしはやっぱりと思うと同時に顔から火が出るかと思うくらいの恥ずかしさにさらに俯いた。自分ではもちろん気がついていたけど他人からも気づかれていたことが恥ずかしかった。さらに悪夢のような時間は続いた。「◯◯さん、どうして手を上げないんですか?」多分もうあれこそ蚊の鳴くような声というんだろう。「間違ってたら恥ずかしいからです。」と私は答えた。何がテーマの話だったのかなぜそんなことを先生が言い出したのか、その後のことはもう頭の中が恥ずかしいでいっぱいでおぼえていない。

あの頃に比べたらだいぶマシになってると思うけど、まだまだ恥ずかしがり屋だと思う。自分がかっこ悪くて恥ずかしいと思ってたことをおもしろがってくれる人がいると、あ、これは恥ずかしいことじゃなかったんだってわかって恥ずかしい項目が少しずつ減ってきた。恥ずかしいが減るととてもうれしいしすごく楽になる。

これからもっともっと歳をとったら恥ずかしいことなんてなくなるのかな。それとも恥ずかしい恥ずかしいと思いながら死んでいくのかな。そんなことを考えながら歳を取るのも愉快だな。


  お構いなく開く天国の引き戸  ようこ

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コメント

恥ずかしがり屋に生きてること自体が恥ずかしい中学時代は地獄だったでしょう。本当の地獄へ行かず無事に大人になってよかった。

月波与生 #YbSF0LW2 | URL | 2021/03/09 19:08 * edit *

与生さま

ありがとうございます。色々と深く考えない性格だったのか無事に生きてこれました(笑)川柳と川柳で出会った人たちによる解放による快方が大きいかも。

ようこ #- | URL | 2021/03/11 17:39 * edit *

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