一昨日のこと、明日のこと。 

2022/05/24
Tue. 12:39

ブログ久しぶりでなんか緊張する。蚊取り線香くらい。それは金鳥な。金鳥の夏やさかいちょうどよろしいやん。て、なんで京都弁になってるかというと、一昨日、筒井祥文追悼「らくだ忌」第1回川柳大会に参加してきたのです。

ほんとにみなさんにお会いするの久しぶりすぎて、ちょっと声をかけるのも躊躇いましたね。お互いに歳重ねた変化分+マスク。わたしは受付をしてたので名前チェックできるので◯◯さん!お久しぶりです!って声かけて、向こうはわたしを見て一瞬の間(当然です)からの名札(スタッフ用)を見て、あー!って感じでおもしろかったな。みなさんお元気そうで何よりでした。
選者のみなさんの祥文さんとの思い出話もよかった。

わたしの句。
「芸」 きゅういち選
3万回話した人の肘の色
「水」 兵頭全郎選
水中はもう象徴でいっぱいです
オムライスだけが水族館じゃない
「自転車」 森田律子選
自転車で来たが駱駝で帰ろうか
自転車をねっとり漕げば舟である
「笑」 井上一筒選
メイド・イン・チンゲンサイの半笑い
「蓋」 樋口由紀子選
蓋をしてキリンの首がみじかいね

体感的には4句か5句くらいだと思ってたけど今書きだしてみたら意外と抜けててびっくりした。間違ってないかな、間違ってるかもしれません。ほんま最近抜けてるから。毛髪からなにから色々と。


で。話かわって大切なお知らせです。

明日、5/25(水)、大好きな歌人でもあります平岡直子さんの川柳句集『Ladies and』(左右社)が発売開始になります。刺された感覚がないのに気づいたら刺されてた、みたいな読後感です。あ、蚊じゃなくて刃物のようなもので。どういうことやねんと思われた方!おそれ多くも栞文を書かせていただきましたので詳しくはそちらを読んでくださるとわたしの気持ちが伝わるかと思います。(伝わらなかったらごめんなさい…)あと、なかはられいこさんはとても深くやさしく包み込むように丁寧に句評されてて、ほぉ〜となりますので必読です。装幀もとてもオシャレで今風(という言い方が古い)で素敵す。
 
  白鳥のように流血しています/平岡直子
  階段になれたら虹はこぼれたい
  女の子は不可算 栓抜きは可算
  夜と子どもが暗さを競うお祭りに
  檻があり有象無象の象二匹
  血液が分かれて紫蘇と青紫蘇へ
  一クラス四十人の押し麦だ
  あの星が滅びるまでの舌鼓

ぜひ本屋さんで手に取っていただけるとうれしいです。

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